ゆりが丘ヴィレッジ

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川崎市にある「ゆりが丘ヴィレッジ」を見てきました。
ここは斜面に張り付く様に建てられた、緑と調和した佇まいが特徴です。
建築設計はSUM建築研究所、植栽計画は田瀬理夫氏の手によるもの。
日本建築家協会25年賞(2011年度)を受賞しています。

以下審査委員 芦原太郎氏の講評です。
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急斜面に階段状に貼りついた住戸のテラスには樹木が生い茂り、25年以上の歳月により環境は明らかに質をたかめている。共に樹木をそだてるうちに環境に対する愛着が増し、住人のコミュニティが形成され維持されていることはすばらしいことである。建築は控え目でシンプルな構成であるが、壁式構造・フラットスラブの住戸内部はのびのびと開放的で、間取りの変更も容易で様々な生活に対応してきた姿を読み取ることが出来た。樹木や人々の生活と共にあった建築は年月を経てその価値をましている。その意味で正にJIA25年賞に相応しい建築である。
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やはり建築と樹木の関係性は風景をつくる上でとても重要であることを改めて感じた集合住宅でありました。

by th0031 | 2018-07-19 17:43 | 暮らしの風景 | Comments(0)