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by ShopMaster

べーハ小屋内部

べーハ小屋内部_e0066586_17391661.jpg
徳島市のふか草さんから以前コメントを頂き、ベーハ小屋の内部を見たいとのことでしたので内部の写真をいくつか紹介します・・・。まんのう町のベーハ小屋です。
べーハ小屋内部_e0066586_1739214.jpg
同上です。
べーハ小屋内部_e0066586_17392755.jpg
コチラは綾川町のもの。
Commented by やのきち at 2008-12-21 21:12 x
これは貴重な写真ですね。越屋根や小窓の透けている様子や、米葉をはせた縄をかけていた釘まではっきり写っています。素晴しい写真をありがとうございます。
Commented by th0031 at 2008-12-21 21:48
やのきちさん どうもです。
ハイ、なかなかでしょ。材はどうも地松のようです・・・。
Commented by ふか草 at 2008-12-22 23:32 x
写真ありがとうございます。
いま私は乾燥小屋の観賞方法を確立したいと考えています。
乾燥室の歴史については、JTが出版しているタバコの歴史をまとめた資料が参考になります。(すいません。タイトルは失念してしまったのですが、希少本ではないので大きな図書館で、乾燥倉、乾燥室などの件名で検索すれば容易にみつかると思います。)
その資料の説明を見ると、乾燥室には広島式、大阪式、折衷式があるとされています。正直、私にも資料に書いてあることが完全に理解できているわけではないのですが、内側から見上げたとき、天井があるものが広島式、天井がない(化粧屋根裏的な造り)のものが大阪式、天井があるが、斜度が付いているものが折衷式というように理解できます。
(続きあり)
Commented by ふか草 at 2008-12-22 23:33 x
(続きから)
天井がある形式の場合、天井の数ヶ所にある排気口から天井裏に排気し、さらに天井裏の暖気を小屋根から排気するということになり、換気面で不利なため、時代が下るにつれて小屋根まで吹き抜けた構造の小屋が増えたと私は考えています。徳島で見た小屋では、小屋根まで吹き抜けているが、傾斜のついた天井があり、天井から天井裏への排気口らしき痕跡がある小屋がありました。こうした小屋は初期には小屋根まで抜けておらず、天井があったのではないかと考え、これが折衷式なのか?と判断しています。
また、その説明から類推して、妻に大窓があるのは、大阪式、折衷式のいずれかであり、妻に窓がない(=小屋根が大棟よりも短い)ものは広島式なのではないかとも考えています。
この考えにもとづけば、拝見した写真は大阪式の可能性が高いように思われます。(天井裏があるかどうかは、この写真からは判断できませんでした。)
Commented by th0031 at 2008-12-23 11:16
ふか草さん ありがとうございます。
イヤー、アカデミックですね!恐れ入ります・・・
内部まで見れた小屋はあまりありませんが、天井を貼っているタイプはなかったように思います。ということは大阪式が主流だったということですね、たぶん・・・。これからは内部にも注目してみます。
Commented by ふか草 at 2008-12-24 02:37 x
皆様の写真を見ていると、徳島の乾燥小屋に比べ香川の方が形式のバリエーションが多いように感じます。しかも、古そうなものもかなりあるように見受けられます。
なので、純広島型、純大阪型というような標準モデルは徳島よりも香川で探したほうがいいのかな、と思っています。また、天井だけでなく、加温のための炉や煙管がどのように配置されていたかというのも分類上ポイントとなるようなので、あわよくば煙管が残っているような小屋も見てみたいものです。
こちらでも何か新しい発見があればお知らせします。
Commented by th0031 at 2008-12-24 07:36
ふか草さん
煙管ですね・・・外部に陶管の煙突があるやつはいくつか発見しています。内部の煙管はまだ見ておりません。気に留めておきます・・・
勝手ながらベーハ小屋研究会の一員で登録させて頂きました。
http://sugakun.exblog.jp/8214153
by th0031 | 2008-12-21 17:41 | 讃岐のベーハ小屋 | Comments(7)