焼杉(やきすぎ)
2006年 03月 10日
焼杉は日本家屋の外壁に使う伝統的な材料で、杉板の表面をあらかじめ焦がしておくことで耐火性能、耐久性を高めるやり方です。最近では法規制などの影響もあり、数は減少傾向ですが香川ではまだまだ使える場面があります。
しかしながら、今は、実際に現場で焼くことはほとんどありませんで、工場で焼いた既成品を使用することがほとんどです。薬品処理で色を付けた焼杉もいくつかあります。
今回は仁尾町にある「仁尾酢」さんの本宅(築100年ちょい)の外壁改修工事で実際に使用するものを焼いてみました。私も実際に見るのは15年ぶり2度目です。実演してくれた大工さんも10年ぶりだそうです。・・もう2度と見られないかも知れません・・。貴重な光景でした。
地元のケーブルテレビも取材に来てくれました。