先日お盆休みを利用して、妻の実家厚木へ里帰りした際、お隣の秦野に半日ほど立ち寄ってきました。
そこではベーハ小屋研究会の秦野特派員さんが各所を案内してくれたのです。
いやー、秦野はスゴイ所でありました・・・。
敬意を表して「王国 讃岐」「聖地 益子」に続いて「楽園 秦野」の称号を進呈することにいたしました(笑)。
タバコの栽培は今では一件もやっていないとのこと。
上の写真はタバコではなくナスでありました。
タバコはナス科だそうです・・・。
赤いトタン屋根が多かったですね。
益子の「青」と対照的です。
秦野はそもそも在来種「秦野葉」ブランドの一大産地であったため、黄色種(米葉)の栽培はかなり後になってからだそうです。
写真のようにベーハ小屋の隣にある小屋はどうやら秦野葉の乾燥小屋でもあったらしいのですが、ご本人家族でさえもその意識がないようで「これは乾燥小屋ではなく単なる物置ですよ」という説明をされる。
ベーハ小屋も数多いが、在来種の乾燥小屋はそれ以上にたくさん現存しているようです。
なんとタバコの歌まであった。(在来種 秦野葉の歌でした)
最後に訪れた高橋さんのお宅のベーハ小屋。
高橋さんはご自身秦野の乾燥小屋(ベーハ小屋・在来種の小屋)を研究されていて分布調査まで行っている。
ご自宅のベーハ小屋は焚き口まで見事に保存されていて素晴らしい。
秦野の土壁は大壁部分に写真のような太い縄が塗り込められている。
これは讃岐では見られない技法で、益子でも一件遭遇したやり方です。
関東地方独特のものとおもわれる・・・。
そしてなんと、越屋根に登ったのです。
越屋根部分からの見下ろし。
二重天井の裏側。ここにも土がのる。
越屋根部分でも会話が弾む・・・。
高橋さんが調査した乾燥小屋(ベーハ小屋及び在来種の乾燥小屋)の分布。
秦野の奥深さは素晴らしいものがありました。
もう一度、じっくりと訪れねばと思っています。